12c非推奨 – RAWデバイスの使用廃止
対応バージョン
Oracle Database 12.1
2014-12-26記事公開
Oracle Database 12cR1からRAW記憶域デバイスのサポートが終了しました。
11gの頃からRAWデバイスについてはアップグレードのみのサポートとなっていましたが、12cではサポートされません。
特にASMでのバックアップにおいてはOracle RMAN(Recovery Manager)が推奨されますので、RMANに変更する場合、RMANを使用しない場合にかかわらず、バックアップ・リカバリのテストは漏れずに行うことを、忘れずに検討してください。
Oracle Databaseアップグレード・ガイド 12cリリース1 (12.1) B71306-02 8 Oracle Database 12cで非推奨となった機能とサポートが終了した機能 https://docs.oracle.com/cd/E57425_01/121/UPGRD/deprecated.htm#BABFGIBC
コメント
RAW記憶域デバイスのデータベースから12c移行へアップグレードする場合、Oracle ASM(Automatic Storage Manager)、クラスタ・ファイル・システム、NFSを選択することになります。 RAW記憶域デバイスの代替の機能となるのはASMとなりますが、通常のアップグレードのほかに、大きな項目としては以下の点に注意する必要がありますので、アップグレードの際には考慮漏れのないように注意してください。- ・ASMに必要な、Grid Infrastructureのディスクサイズ、メモリサイズが増える
- ・バックアップ時にddコマンドやストレージ側の機能にてスナップショットを使用している場合は、バックアップについての確認(制限やサポート状況等)
- ・運用手順の見直しなど