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PDBごとのセッション数使用率を出力するSQL

対応バージョン

Oracle Database 12.1

2016-02-25記事公開

PDBごとのセッション数使用率を出力するSQLについて記載します。
CDB構成(コンテナ構成)を選択した場合に、初期化パラメータのSESSIONSにより、PDBごとに使用可能なセッションの上限を指定することが出来ます。
その際にEnterprise ManagerにPDBごとにセッション数使用率を監視できるメトリックがなかったため、PDBのセッション使用率を確認できるSQLを作成しましたので、その内容を記載します。
セッション数の使用状況についてはv$resource_limit動的ビューを使用して確認可能ですが、12cR1におけるv$resource_limitについてはCDB全体の確認のみ可能となっています。

PDBごとのセッション数使用率について

PDBに指定できるセッション数

CDBの初期化パラメータに指定したSESSIONSを超えない範囲でPDBのSESSIONSを制限することが出来ます。
CDBのSESSIONSに指定されている値は、PDBのSESSIONS合計値ではないことに注意してください。
指定可能な範囲はCDBのSESSIONS値までであり、PDBのSESSIONS合計値がCDBのSESSIONS値を超えていても問題ありません。
以下マニュアルより、SESSIONSのデフォルトはPROCESSES * 1.5 + 22となります。
https://docs.oracle.com/cd/E57425_01/121/REFRN/GUID-52804B5A-164F-44F3-8980-F2593B58D807.htm
Oracle Databaseリファレンス
12cリリース1 (12.1)
B71292-09

PDBごとの最大セッション数の変更

以下にPDBのSESSIONSを150に設定する例を示します。
CDB名:orcl PDB名:pdborcl

PDBごとのセッション数使用率の確認

以下のSQLでセッション数の使用率を確認します。

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