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X$表を利用して、設定していない隠しパラメータを参照する(V$PARAMETER)

2016-06-24記事公開

隠しパラメータの一覧出力は、マニュアルなどで一般に案内されている内容ではない為、こちらに記載された内容についての質問や、動作の異常についてはお答えできないことがございます。
利用する場合には自己責任にて実施をお願いいたします。

隠しパラメータの確認について

隠しパラメータ取得用SQLの実行

以下の文を実行することで、隠しパラメータ参照することが出来ます。

隠しパラメータ取得用SQLをどのように作成したか

一般にX$表と呼ばれる表については公開されておりません。実行においても基本的にORACLEのサポートに許可を取ったうえで実施します。
いくつかのX$表についてはV$FIXED_VIEW_DEFINITIONを参照することで、内容の予測をすることが出来ます。X$表については基本サポートに従ったうえで実施をしてください。

以下は今回のSQLを取得する際に実施した内容です。

GV$PARAMETERのNAME列がksppinmであることが確認できました。
これを使用して隠しパラメータを出力します。

先ほど出力したSQLを見ると、最後のところにアンダースコア(_)がつく対象を除外している記載が見つかります。
これをどうにかすれば隠しパラメータを参照できそうです。

ksppstdfはISDEFAULTでksppstvfはISMODIFIED(変更されたか)とISADJUSTED(ORACLEが内部的に調整したか)などのフラグを持っているので、変更管理に関する内容ということが想定できます。
また、隠しパラメータがV$PARAMETERに出力される条件が、既に設定されていることなので、単純に_のものを出力すれば確認が出来そうということが分かります。


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