AWRスナップショット間隔と保存期間の設定
2016-03-20
対応バージョン
Oracle Database 10.2 - 12.1
2015-01-15記事公開
AWR(Automatic Workload Repository/自動ワークロード・リポジトリ)のデータの移動方法(エクスポート・インポート)について記載いたします。
過去データを保存するとき、他のデータベースへ移動し解析を別で行う場合などに使用します。
以下のSQLによりAWRデータをダンプファイル(DataPump)にエクスポートします。
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SQL> @?/rdbms/admin/awrextr.sql -- エクスポート対象のDBIDを指定する Enter value for db_id: 1377863381 -- スナップショットIDをリストする日数を指定します。 Enter value for num_days: 2 -- エクスポート対象の開始スナップショットIDを指定する Enter value for begin_snap: 30 -- エクスポート対象の終了スナップショットIDを指定する Enter value for end_snap: 40 -- ダンプファイル出力先のディレクトリオブジェクト名を指定する Enter value for directory_name: DATA_PUMP_DIR -- ダンプファイル名を指定する(.dmpは自動付与) Enter value for file_name: awrdata_30_40 |
以下のSQLによりAWRデータをawrextr.sqlにて取得したダンプファイルを使用し、データベースにインポートします。
インポート先のデータベースが異なる場合でも、dbidを保持しているため問題ありません。
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SQL> @?/rdbms/admin/awrload.sql -- ダンプファイルを置いたディレクトリのディレクトリオブジェクト名を指定する Enter value for directory_name: DATA_PUMP_DIR -- ダンプファイル名を指定する(.dmpは自動付与) Enter value for file_name: awrdata_30_40 -- ステージング・スキーマ名を指定(データインポート用に一時的に作成されるスキーマ名) Enter value for schema_name: AWR_STAGE -- インポート先の表領域を指定 Enter value for default_tablespace: SYSAUX -- インポート中にステージング・スキーマが使用する一時表領域を指定 Enter value for temporary_tablespace: TEMP |