SSJ Tech Lab - Oracle Database テクニカルラボ

SEC_CASE_SENSITIVE_LOGON – パスワードの大文字小文字を区別する

対応バージョン

Oracle Database 11.1 - 12.1

2014-12-11記事公開

10g以前のバージョンではパスワードのアルファベット大文字と小文字が区別されず、11gからSEC_CASE_SENSITIVE_LOGON初期化パラメータにより、大文字と小文字が区別されるようになりました。
Oracle Database 12cR1からはSEC_CASE_SENSITIVE_LOGON初期化パラメータが非推奨となっています。

パラメータ説明

初期化パラメータ: SEC_CASE_SENSITIVE_LOGON

項目
パラメータ・タイプ 文字列
構文 SEC_CASE_SENSITIVE_LOGON = { true | false }
デフォルト値 true
Oracle RAC 適用 複数インスタンスには、異なる値を指定可能。※接続するインスタンスによりポリシーが変わってしまう為、一致させることを推奨します。
オンライン変更
パラメータ値の説明
  • ・true データベースのログオン・パスワードで大文字と小文字が区別されます。
  • ・false データベースのログオン・パスワードで大文字と小文字が区別されません。

変更手順

以下ではtrueからfalseへ変更することで、アルファベットの大小区別を無効にしています。
SQL*Plusにログイン後、以下のコマンドを実行します。

パラメータを変更後、各ユーザに対して即座にパスワード管理方法が変更されるわけではありません。パラメータを変更した後に、各ユーザのパスワードを変更すると新しいパスワードポリシーが適用されます。