SEC_CASE_SENSITIVE_LOGON – パスワードの大文字小文字を区別する
2014-12-11
対応バージョン
Oracle Database 12.1
2015-02-11記載を非推奨の旨のみとし、パラメータについては別ページに分割
2014-12-11記事公開
Oracle Database 12cR1からSEC_CASE_SENSITIVE_LOGON初期化パラメータが非推奨となっています。
10g以前のバージョンではパスワードのアルファベット大文字と小文字が区別されず、11gより大文字と小文字が区別されるようになりましたが、アルファベットの大小を区別しない設定(FALSE)について非推奨となりました。
また、orapwdのignorecaseについても同様に非推奨となっております。
このパラメータが出たころは移行などで、一部アプリケーションのパスワード設定を変更できないなどの問題を回避するために、過去バージョンと同じ動作として、値をFALSEに変更し、アルファベットの大小を区別せずにエラーを回避するような対応を取ることがよくありました。
パラメータ自体が非推奨となったため、今後そのような対処が取れなくなる可能性があります。過去のアプリケーションの使用を続けており、まだパスワードの対応を行っていない場合は早めにパスワードの対応をするよう推奨いたします。